【王座戦】藤井聡太6冠復位へまた一歩前進 挑決T準々決勝で佐藤天彦九段に快勝

佐藤天彦九段を下して復位へまた一歩前進した藤井聡太6冠

藤井聡太6冠(竜王・名人・王位・棋聖・棋王・王将=23)が復位にまた一歩前進した。同学年の伊藤匠王座(叡王=23)への挑戦権を争う、将棋の第74期王座戦挑戦者決定トーナメント(挑決T)準々決勝が26日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」都内で行われ、佐藤天彦九段(38)を下してベスト4に進出した。午前10時から始まった対局は角換わりから後手の藤井が中盤抜け出し、午後5時24分に58手で快勝した。準決勝では、丸山忠久九段対木村一基九段戦の勝者と対戦する。

藤井の勢いが止まらない。永瀬拓矢九段の挑戦を受けて1勝3敗とかど番に立たされた3月8、9日の王将7番勝負第5局に勝って以来、13連勝。王座戦挑決Tの勝ち上がりの2勝のほかは、すべてタイトル戦(王将戦3勝、棋王戦2勝、名人戦4勝、棋聖戦2勝)での白星だ。

昨年失った王座への返り咲きも含め、来月早々には7連覇まであと1勝に迫った棋聖戦5番勝負第3局(7月1日、静岡県沼津市「沼津御用邸東附属邸第1学問所」)、伊藤と23年竜王戦以来2日制7番勝負を戦う王位戦開幕局(同4、5日、浜松市「浜松八幡宮楠倶楽部」)とダブル防衛戦が控えている。

今年1月11、12日の王将戦開幕局(静岡県掛川市「掛川城 二の丸茶室」)で敗れるまで、静岡県でのタイトル戦は8戦8勝だった。好相性の地で新たな防衛ロードへと歩み出す。「目の前の1局に全力を尽くしていくだけです」と、次を見据えていた。