藤井聡太6冠(竜王・名人・王位・棋聖・棋王・王将=23)が復位にまた一歩前進した。同学年の伊藤匠王座(叡王=23)への挑戦権を争う、将棋の第74期王座戦挑戦者決定トーナメント(挑決T)準々決勝が26日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」都内で行われ、佐藤天彦九段(38)を下してベスト4に進出した。
午前10時から始まった対局は角換わりから後手の藤井が中盤抜け出し、午後5時24分に58手で快勝した。準決勝では、丸山忠久九段対木村一基九段戦の勝者と対戦する。
攻防ともに見込みなしと判断した佐藤が、午後6時の夕食休憩前に投了した。藤井の踏み込みに対し、対応が遅れた。「中盤細かく攻めをつなげられて、方針が後手後手になってしまった。強く対応しないといけないところで、手がなかった。中盤、切り抜けられなかった」。
今期は2次予選で昨年の棋聖戦挑戦者の杉本和陽六段、タイトル戦の常連である永瀬拓矢九段を下して挑決Tへと進出してきた。初戦で振り飛車党の西田拓也六段を倒したが、ここで姿を消した。