震度6弱、富士山変化なし 地盤緩み、土砂災害に警戒 震源は山梨で広範囲に揺れ

26日午後10時28分ごろ、山梨県富士河口湖町で最大震度6弱の地震があった。同県大月市で震度5強を観測、揺れは関東など広範囲に及んだ。気象庁によると、震源地は山梨県東部・富士五湖で、震源の深さは20キロ。地震の規模はマグニチュード(M)5・6。地震後、富士山の火山活動に特段の変化はない。地震は富士山と離れた場所で発生しており、火山活動との関連はないとみられる。

気象庁は27日未明の記者会見で、今後1週間程度は最大震度6弱程度の地震に注意を呼びかけた。揺れが強かった場所では、地盤が緩んでいる恐れがあり、土砂災害の警報発表基準を引き下げ運用する。台風の影響で、大雨となる地域では特に注意が必要だ。

今回の地震は、フィリピン海プレートと陸側プレートが押し合って発生した。山梨県で震度6クラスの揺れを観測したのは1924年以来となった。

総務省消防庁によると、27日午前0時40分現在、神奈川県と山梨県で計7人の救急搬送があった。

東海道新幹線は地震に伴い送電が止まった影響で、東京-静岡間で運転を見合わせ、全線再開は27日未明になった。約2万2千人に影響した。東北、上越、北陸の各新幹線も一時的に緊急停止した。

政府によると、中部電力浜岡原発を含め、原子力関連施設で異常があったとの報告はない。首相官邸の危機管理センターに官邸対策室を設置。高市早苗首相が官邸に入り、被害状況の把握などを関係省庁に指示した。(共同)