1票差から当選無効の取り消し求め、那須町長が提訴へ 次点候補と姓と名が混在の16票が焦点か

1票差となった3月の栃木県那須町長選を巡り、県選挙管理委員会に当選無効と裁決された平山幸宏町長は27日、記者会見し、裁決の取り消しを求め東京高裁に提訴する方針を明らかにした。

主な焦点になるのは、平山氏と、新人で落選した元町議小山田典之氏の姓と名が混在した「平山のりゆき」6票、「小山田ゆきひろ」10票の計16票とみられる。町選管は全票点検で無効としたが、審査申し立てを受けた県選管はいずれも有効票と判断。他の票も精査し、小山田氏の得票が2票多いと裁決して当落が逆転した。

平山氏は会見で「判例や過去の事例から、16票は無効票として扱われるべきだ」とした。

町長選には両氏ら計3人が立候補。3月の投開票では平山氏5099票、小山田氏が5098票だった。県選管の裁決は平山氏が5104票、小山田氏5106票。

小山田氏は27日、取材に「(平山氏が提訴すれば)裁判所の判断を注視していく」と話した。公選法により、提訴期限は7月13日。地方自治法の規定で、平山氏は裁決か訴訟の判決が確定するまでは町長職を失わない。(共同)