「W台風」7&8号接近、梅雨前線も影響し列島各地で大雨続く 山口では土砂崩れで男性死亡 

台風7号と8号は27日、列島に接近し、各地で激しい雨を降らせた。先行した8号は東日本の太平洋側にかなり接近し、7号は列島の南側を東寄りに進んだ。梅雨前線の影響もあり、太平洋側は広範囲で大雨が続いた。山口県平生町では、土砂崩れに巻き込まれた住宅から男性が見つかり、死亡が確認された。空の便や鉄道にも影響し、一部で欠航や運休が出た。7、8号は、日本の東で温帯低気圧に変わった。

山口県平生町で発生した土砂崩れでは、男性の他、住民3人が重軽傷を負った。県警や消防などが重機や人力で土砂を撤去し捜索を続けていた。愛媛県西条市の加茂川では「スタンドアップパドルボード(SUP)」をしていた男性2人が溺れ、死亡した。雨で川が増水していたという。

東京都大島町や千葉県君津市では、1時間に50ミリを超える非常に激しい雨を観測。24時間降水量は、千葉県銚子市、岐阜県揖斐川町、三重県熊野市などで200ミリを超えた。気象庁によると、台風7、8号が持ち込んだ暖かく湿った空気の影響などで前線の活動が活発化し、列島の太平洋側を中心に雨が降った。

24時間予想降水量はいずれも多い所で、28日午後6時までが関東甲信100ミリ、東海60ミリ。28日の波の高さはいずれもうねりを伴い、関東甲信6メートル、東海5メートル。

気象庁によると、台風8号は27日午前9時、台風7号は午後9時の観測の結果、温帯低気圧に変わった。(共同)