ペルーの選挙管理当局は3日、大統領選決選投票で故アルベルト・フジモリ元大統領の長女、右派ケイコ・フジモリ氏(51)が当選したと正式発表した。28日に就任し、父に次ぎ親子2代での日系人の大統領となる。任期は5年。日系3世のケイコ氏は4度目の大統領選挑戦で、大接戦の末に悲願の勝利をつかんだ。
ケイコ氏は3日「深く感謝する」とX(旧ツイッター)に投稿。その後、首都リマで報道陣に「責任感と謙虚さを胸に国民のために力を尽くす。国を再び国民のために機能させる」と強調し、政権移行の準備を早急に進めると話した。早期の訪日にも意欲を示した。
ケイコ氏は4月の第1回投票で首位に立ち、6月7日の決選投票は左派ロベルト・サンチェス元貿易・観光相(57)と僅差の勝負になった。開票作業は長期化したが、最終的にサンチェス氏を得票率0・27ポイント差で振り切り、当選を決めた。
1990~2000年に大統領を務めたアルベルト氏は24年に死去。ケイコ氏は「父のレガシー(遺志)を引き継ぐ」と宣言し、昨年10月に出馬を表明した。主要争点の治安対策では、警察強化や軍の投入で改善を目指すと主張。不法移民の追放も唱えた。(共同)