第15回モスクワ国際バレエコンクールの最終選考の結果が5日発表され、男性シニア部門ソロで、グジェレフ瞭舞さん(20)が1位の金賞を獲得した。日本人の金賞受賞は2017年以来。男性ジュニア部門ソロでは渡部出日寿さん(18)が2位の銀賞。女性ジュニア部門ソロで永井咲良さん(16)が3位の銅賞を獲得した。
同コンクールは、バルナ(ブルガリア)、ジャクソン(米国)と並ぶ「世界三大バレエコンクール」の一つ。結果はモスクワのボリショイ劇場で発表された。
グジェレフさんと渡部さんはともに父親がベラルーシ出身。グジェレフさんはベラルーシやドイツでバレエを学び、25年にロシアのマリインスキー劇場バレエ団に入団。22年にモスクワ国際バレエコンクールに出場した際は、ジュニア部門デュエットで2位だった。
同コンクールは、原則4年に1度開かれる。ビデオ審査などを通過した131人がシニア部門とジュニア部門で競い合った。
発表を受け、グジェレフさんは「自分の良さを表現することに集中し、観客の心をつかむことができた」と笑顔を見せた。
グジェレフさんと同じ東京のバレエ教室で学んだ渡部さんは「1位を取りたかった悔しさもあるが、(幼少期から)高め合ってきた先輩と同時に受賞できてうれしい」と語った。シンガポールや名古屋市のバレエ教室で学んだ永井さんは「日本やロシア、米国など各国でバレエの良さを伝えられるダンサーになりたい」と意気込んだ。(共同)