囲碁の20歳以下の若手女性棋士4人が和服姿で対局する新たな大会「白瀧らんか杯」が4日、東京都練馬区の「白瀧呉服店」で行われた。
同店の協力を得て、若手の活躍の場を広げるとともに、囲碁の魅力と和文化の美しさを多くの人に伝えることを目指している。
出場したのは高山希々花初段、張心澄二段、竹下奈那初段、柳原咲輝二段。まずは高山対張、柳原対竹下で対戦し、勝ち上がった高山対柳原の決勝は、柳原が制した。
もちろん4人とも和装で対局するのは初めて。
柳原 すてきな大会に参加できて光栄でした。
高山 和服を着られることをめちゃくちゃ楽しみにしていました。
張 着苦しさも感じず、対局に集中できました。この大会に参加できると聞いて、ものすごくワクワクしていました。
竹下 モチベーションもやる気もアゲアゲでした。大人っぽい色合いでしたが、思ったより自分に似合っていました。
4人とも対局後、「また着てやってみたいです」と声を弾ませていた。
将棋では、今世紀に入って着物にはかまの和装でタイトル戦に臨む女流棋士が増え始めた。今では頂上対決での和装の華やかさが映えている。
縦横9×9で計81マス将棋盤に比べ、19×19路の碁盤は大きめのため、袖をつまんで打つのが苦しい場面もある。囲碁界では真剣勝負の場で和装という例はなかなかないのが現状だ。エキシビションマッチの要素が強いイベントなら、「見せる」という点で効果もある。囲碁の普及、棋士の名前と顔を覚えてもらうという点でも、新たな試みとして続ける価値はありそうだ。