神戸市のマンション一室で6月、冷凍庫から2011年末ごろに死亡したとみられる元住人西口豊さんの切断遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された元妻望月亜紀容疑者(50)が、郵便ポストが開けられず払込用紙が取り出せなかったことで電気代の支払いが滞ったなどと供述していることが7日、捜査関係者への取材で分かった。
事件は異臭の通報をきっかけに発覚。滞納により通電停止され、冷凍庫が作動しなくなって遺体が腐敗したとみられる。
兵庫県警によると、容疑者はかつて現場の部屋で西口さんと同居。12年ごろ、西口さんの遺体を冷凍庫内に遺棄した疑いがある。容疑者は事件後に転居したが、逮捕直前まで家賃を払い続け、何度か立ち寄っていたという。
捜査関係者によると、電気代は昨年7月まで口座から引き落とされていたが、何らかの理由で支払いが滞り、同10月中旬に部屋の電気が止まった。容疑者は、約3年前にマンション1階のポストの鍵が変わったことで開けなくなり、払込用紙を取り出せなかったとの趣旨の説明をしている。事件発覚時、ポストには郵便物が詰まっていた。
事件は今年6月20日、異臭の通報を受けて駆け付けた警察官が遺体を発見して発覚。容疑者は西口さんの殺害もほのめかしており、県警が殺人容疑も視野に調べている。(共同)