放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は10日、民放8局で放送された宗教番組「霊界探訪記」で、番組と広告の区別が付かない可能性があったとして、放送倫理違反の有無を調べるため、審議入りを決めた。
BPOなどによると、放送では「幸福の科学」総裁だった故大川隆法氏の講話のほか、関連書籍やDVDが紹介されていた。3月に奈良テレビ、とちぎテレビ、京都放送、群馬テレビ、テレビ和歌山、岐阜放送、三重テレビ、びわ湖放送で放送された。
放送した局の担当者は「番組と広告は分かれているという認識だった」などと話している。
日本民間放送連盟(民放連)の放送基準では広告について「コマーシャルとして放送することによって、広告放送であることを明らかにしなければならない」と定めている。小町谷育子委員長は、番組と広告の関係について「みなさんに考えていただく機会にしたい」と述べた。(共同)