【王位戦】藤井聡太王位「ぜひ有馬の湯をゆっくりと」会場沸かす 6戦6勝の温泉地で巻き返しへ

王位戦7番勝負第2局、有馬温泉対局の前夜祭に出席した藤井聡太王位(撮影・松浦隆司)

藤井聡太王位(竜王、名人、棋聖、棋王、王将=23)に伊藤匠2冠(叡王、王座=23)が挑戦する、将棋の伊藤園お~いお茶杯第67期王位戦7番勝負第2局が15、16の両日、有馬温泉(神戸市北区)の老舗旅館「中の坊瑞苑」で行われる。8大タイトルを分け合う同学年同士の注目カード。藤井は王位戦7連覇、開幕局を制して勢いに乗る伊藤は自身初の3冠を目指す。

決戦前日の14日午後、両者は神戸入り。対局場で使う盤や駒などを確認する「検分」を行い、前夜祭に出席した。

関西の奥座敷として知られる有馬温泉は、豊臣秀吉がこよなく愛した古来の名湯。茶褐色の「金泉」と無色透明の「銀泉」が楽しめることでも知られる。王位戦の有馬温泉対局で過去6戦6勝の藤井は「有馬温泉は大きな楽しみになっている。温泉で疲れを癒やし、2日間、集中して対局に臨みたい」と話し、7度目の“温泉効果”も期待し、「みなさんも、この後、ぜひ有馬の湯をゆっくりとお楽しみいただければ幸いです」と笑顔で呼びかけると、会場はドッと沸いた。

初めて有馬温泉を訪れた伊藤は「古くから有馬温泉は日本三名泉の一つ。楽しみです」と“名湯効果”に期待し、「見応えのある将棋にしたい」と力を込めた。第1局は後手番の伊藤が138手で勝利。藤井の公式戦連勝は14で止まった。両者の対戦成績は藤井の15勝7敗、1持将棋。巻き返しを期す一局となる藤井は「第1局では伊藤2冠の強さを感じるとともに反省点も見つかった。一手一手を深く考えて最後まで熱戦をお見せしたい」と意気込んだ。【松浦隆司】