暴力団系日本人集団「JPドラゴン」関係者5人の初公判 認否分かれる リーダー女性は留保

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警察官を装いキャッシュカードや現金を盗んだなどとして、窃盗や詐欺などの罪に問われたフィリピン拠点の暴力団系日本人集団「JPドラゴン」関係者5人の初公判が16日、福岡地裁(中山登裁判官)であった。大阪府での窃盗事件が審理され、1人の弁護側は起訴内容を認め、1人は「関わっていない」と否認、岩本三矢子被告(35)ら3人の弁護側は認否を留保した。

検察側は冒頭陳述で、JPドラゴンは、フィリピンで別グループを乗っ取る形で特殊詐欺を始め、3班に分かれて電話役の「かけ子」をしたり、現金などを受け取る「受け子」へ指示をしたりしていたと指摘。5人のうち岩本被告は一つの班の実質的なリーダーで、かけ子に指導するなどしていたと述べた。

福岡県警は、5人が事件当時、JPドラゴンの構成員だったが、2023年2~7月ごろに順次離脱し、別グループを結成して特殊詐欺をしていたとみて、捜査を続けている。

起訴状によると、JPドラゴン構成員の三本竹朗被告(28)=窃盗罪などで公判中=らと共謀し、23年2月14日、大阪府岸和田市の高齢女性方で警察官に成り済まし、カード5枚を盗んだ上、ATMから計約78万円を引き出したとしている。

5人は愛知県や兵庫県での事件でも追起訴されている。(共同)