【Q&A】「男系男子」継承維持へ養子容認 女性皇族、夫子は一般国民 皇室典範改正

皇族数確保に向けた皇室典範改正案は17日、与党や一部野党の賛成多数で可決、成立した。押しボタンによる投票中、野党から「反対!」の声が響いたが賛成184、反対は57だった。

本会議後の参院予算委員会では、天皇陛下と36親等から38親等離れた旧11宮家の男系男子が皇族の養子になれることや、その子の男子には皇位継承資格があるとする内容に批判が出たが、高市早苗首相は「立法府の総意」を盾に、突っぱね、今後に混乱の種を残した。

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改正皇室典範が成立しました。

Q なぜ改正されたのですか。

A 皇室は男性5人、女性11人の計16人で構成され、特に次世代を担う40代以下は6人にとどまります。減少傾向が続き、皇族数確保への対応が急務になっていました。

Q 婚姻後の女性皇族の立場は。

A 一般国民と婚姻した場合、皇統譜(皇室の戸籍簿)には残るものの、住民基本台帳に記録され、他の皇族とは異なる扱いになります。配偶者と子は皇族になりません。天皇陛下の長女愛子さまら現在の女性皇族は、経過措置として本人の意思で皇族身分を離れることができます。

Q 旧11宮家とは。

A 1947年に皇籍を離脱した宮家です。現在の天皇家とは別の傍系で、共通の祖先を男系でたどると約600年の隔たりがあります。宮内庁によると、旧宮家の男系男子は天皇陛下と36~38親等も離れています。養子は旧宮家の男系男子のうち、配偶者と子のいない15歳以上が対象です。久邇、賀陽、東久邇、竹田の4家系には未婚の男系男子がいるとされています。

Q 養子が天皇になる可能性はあるのですか。

A 養子本人は皇位継承資格を持たないと定めましたが、養子の子孫が男性なら継承資格を与えられます。

Q 女性天皇についての議論は?

A 今回の改正で「男系男子」の継承方針が堅持され、女性天皇を議論する機運は遠ざかったと言えます。