最高気温が31度前後で外出を控える傾向 スマホの位置情報分析

最高気温が31度前後になると、外出を控える人が増え始める-。電通とIT企業ウネリー(東京)が行ったスマートフォンの位置情報による全国調査で、こんな傾向があることが24日、分かった。

猛暑日の基準である最高気温35度に達する前から、多くの人が熱波を避けて外出を抑制している可能性がある。

両社は2025年6~9月、47都道府県で利用者の同意を前提にスマホ向けの複数アプリから衛星利用測位システム(GPS)を使った位置情報を取得し解析。住んでいるとみられる場所から1日に500メートル以上移動すると「外出した」と見なして集計した。

平日に比べ外出するかしないかを自由に決めやすい土曜日の正午から午後2時59分までの間を対象に調べた。最高気温が22~30度の日は、期間中全ての土曜日の平均を0とすると、外出率は最大でプラス約1・2ポイントだった。31度近くになると外出を抑制する傾向が出始め、37度になるとマイナス約1・0ポイントだった。

猛暑日になると、日中の外出を避け、夕方の比較的涼しい時間帯に外出する傾向があることも分かった。ウネリーの担当者は「31度前後が、生活者が暑さを意識して行動を変え始める目安となる可能性がある」と指摘している。(共同)