【王位戦】伊藤匠2冠が86手目を封じて初日終了 藤井聡太王位は反撃のチャンスうかがう

立会人の屋敷伸之九段(左)に封じ手の入った封筒を渡す伊藤匠2冠(右)。中央は藤井聡太王位(日本将棋連盟提供)

7連覇を目指す藤井聡太王位(竜王・名人・棋聖・棋王・王将=24)が同学年の伊藤匠叡王・王座(23)の挑戦を受ける、将棋の伊藤園お~いお茶杯第67期王位戦第3局(北海道登別市)は29日、86手目を後手の伊藤が封じ、初日を終えた。

ともに後手番で白星を挙げて1勝1敗で迎えた今局は、この日午前9時からの2日制で始まった。角換わりから、39手までは開幕局と同じ進行。ここから伊藤が藤井陣のバランスを崩しにかかり、馬を作る。押さえ込みを図っていくのに対し、藤井が反撃の糸口をうかがう形となっている。

シリーズの流れを左右する登別対局は、封じ手開封直後の数手で展開ががらりと変わりそう。藤井としては第1局同様、先手番で星を落とすのだけは避けたい。2日制7番勝負の第3局を終えて1勝2敗というのは、今年の王将戦で永瀬拓矢九段相手に経験している。そこから巻き返す厳しさも痛感している。

どちらが勝利をつかむのか。2日目は30日午前9時から同所で再開される。