7連覇を目指す藤井聡太王位(竜王・名人・棋聖・棋王・王将=24)が同学年の伊藤匠叡王・王座(23)の挑戦を受ける、将棋の伊藤園お~いお茶杯第67期王位戦第3局(北海道登別市「祝いの宿 登別グランドホテル」)は30日午前9時に再開された。29日午前9時からの2日制で始まった対局は、同日午後6時29分、86手目を後手の伊藤が62分も考えて封じ、初日を終えていた。
ともに後手番で白星を挙げて1勝1敗で迎えた今局は、角換わりから先に藤井が仕掛けた。伊藤は藤井陣のバランスを崩しにかかり押さえ込みを図ると、藤井が反撃のチャンスをうかがう局面で封じ手となった。
今後の流れを左右する登別対局。温泉で有名な観光地で、名所の地獄谷には9種の泉源があるという。至る所から蒸気が上がっている。盤上のそこかしこには「地雷原」があり、いつどこで火柱が上がるか分からない。駒がぶつかって激しくなるのか、じっくりと腰を据えた展開になるのか。再開後の数手からは目が離せない。
持ち時間は各8時間。初日の消費時間は藤井が5時間17分、伊藤2時間24分とかなり差がある。2日目は藤井が2時間43分、伊藤は5時間36分の残り時間で戦う。これがどう響くのか。
2日目も午後0時30分からは1時間の昼食休憩がある。午前10時と午後3時にはおやつが出される。決着は30日夜の見込み。