和服姿のトップ棋士12人が全国を転戦して公開対局で行う、「2026年度将棋日本シリーズJTプロ公式戦(JT杯=優勝賞金500万円、準優勝150万円)」の1回戦第4局、八代弥八段対増田康宏八段戦が1日、福岡市「福岡国際センター」で行われた。JT杯初出場同士の対局は、後手の八代が終盤の激しい寄せ合いを制し、2回戦進出を決めた。
激戦の末の勝利に八代は、「序盤ありそうでない形で、考えて指していた。あまり自信が持たない局面が続いていた。中盤、押されていた時間が長かった。どこで良くなったのか、すぐには判断できない状況です」と正直に述べた。敗れた増田は、「相掛かりから攻め合ったが、攻め急いで逆転されてしまった」と残念そうだった。
勝った八代は、9月12日の熊本大会で藤井聡太6冠(JT杯覇者)と対戦の予定。これで2回戦進出者が出そろった。このほかのカードは8月8日、札幌市「札幌コンベンションセンター」で伊藤匠叡王・王座対斎藤慎太郎八段、8月22日、金沢市「石川県産業展示館」で佐々木勇気八段対近藤誠也八段、9月5日、広島市「広島サンプラザホール」で永瀬拓矢九段対石田直裕六段戦が行われる。
JT杯の持ち時間は各10分。これを使い切ると1手30秒の秒読みで、ただし1分単位で合計5回の考慮時間がある早指し戦。