【碁聖戦】井山裕太碁聖、17年ぶり無冠危機「正しく打てなかった」佐田篤史七段に敗れ最終局へ

対局を終え、感想戦をする井山裕太碁聖(右)佐田篤史七段(撮影・松浦隆司)

囲碁の井山裕太碁聖(37)に佐田篤史七段(30)が挑戦している第51期碁聖戦5番勝負第4局が10日、大阪市の関西棋院で打たれ、佐田が井山を下した。対戦成績は2勝2敗のタイとなり、6連覇を目指す井山は無冠の危機を背負って最終局に臨むことになった。最終局を落とせば、20歳で7大タイトルの名人を初獲得して以来、17年ぶりの無冠となる。第5局は大阪市の日本棋院関西総本部で行われる。

両者、工夫の布石から戦いに入り、井山が接戦に持ち込んだが、終盤のヨセの競り合いで及ばなかった。

井山は「序盤の流れは悪いとは思っていなかったが、正しく打てなかったのは残念」と悔やんだ。

井山は第1局を落としたものの、そこから好内容で2連勝。6日には天元戦の挑戦権も獲得して波に乗り、第4局に臨んでいた。

223手までで黒番中押し勝ちしたタイトル初挑戦の佐田は「こちらから仕掛けていったが、ギリギリ残っていてよかった」とコメントした。

最終局に向け、井山は「コンディションを整えたい」と気持ちを切り替えた。