藤井聡太竜王(名人・王位・棋聖・棋王・王将=24)への挑戦権を争う第39期竜王戦挑戦者決定戦、服部慎一郎七段(27)対柵木(ませぎ)幹太五段(28)の3番勝負第2局が13日午前10時から東京・千駄ケ谷「将棋会館」で始まった。柵木先勝の第1局(4日、大阪府高槻市「関西将棋会館」)から先手後手が入り替わり、今回は服部が先手、柵木が後手。
通称「マセカン」は、今期の竜王戦で大旋風を巻き起こしている。今期は1~6組のランキング戦の下から2クラス目となる5組スタート。総勢31人の勝ち抜き戦では、初戦で井上慶太九段を下すと、船江恒平七段、北浜健介八段、飯塚祐紀八段を下し、決勝では2023年の新人王である上野裕寿六段を撃破して優勝した。
勢いに乗って決勝トーナメントの1回戦では6組優勝の西田拓也六段を倒すと、2回戦で4組優勝の長谷部浩平六段、3回戦では前期、前々期の挑戦者でもある佐々木勇気八段(1組5位)、4回戦で斎藤慎太郎八段(同4位)をなぎ倒す。準決勝では1組優勝者としてスーパーシードされていた永瀬拓矢九段から大金星を挙げた。
竜王戦で過去5組優勝から挑戦者となったのは、2023年の伊藤匠現2冠のみ。力さえあれば「下克上」可能な竜王戦ドリームを、今回はマセカンが現実にできるか。
持ち時間は各5時間。昼食休憩、夕食休憩を挟み、決着は13日夜の見込み。