秋篠宮さま「考えるところある」 皇室典範、改正後初言及 天皇陛下の「国民の理解」発言に賛同

秋篠宮さまは13日、パラグアイ訪問を前に東京・元赤坂の赤坂東邸で記者会見に臨まれた。改正皇室典範について問われ、6月に天皇陛下が「国民の理解が得られるものとなることを望んでいる」と会見で言及したことに触れ「私自身もいろいろ考えるところはある。陛下が話されたことはもっともだと、その通りだと思っている」と述べた。

7月の改正典範成立後、皇族が公の場で発言するのは初。「制度に関わる」とし、具体的な言及は控えた。

この日の会見で、議論の過程で皇室の意向が国民に広く伝わっていなかったのではないかとの質問が出た。秋篠宮さまは「私も生身の人間で、いろいろと思うところはもちろんある。なかったらおかしい」と語った。一方で「それをどうやって発信することができるか。法律と関わってきた場合にどうするか。その辺の関係は非常に難しい」と述べた。

改善の余地については「世の中は進歩していくことが大事。常にどうあったらいいのかを、いろいろな人が考えていくことは大事じゃないか」と語った。

改正典範は、女性皇族が結婚後も皇室に残ることと、旧宮家の男系男子の子孫を養子に迎えることを可能とした。10月24日に施行される。現在いる未婚の女性皇族は経過措置として、皇室に残るかどうかを選択できる。旧宮家との養子縁組に対し、世論の賛否は割れている。

秋篠宮さまは、次女佳子さま(31)と長男悠仁さま(19)の今後について「親としては幸せに歩んでいってほしいと願っている」とした。女性皇族の役割を尋ねられ「皇族の役割は社会の要請を受けて、務めを果たしていくことだと思う。女性、男性の区別はないと考えている」と述べた。

会見には秋篠宮妃紀子さまも同席した。今年はパラグアイへの日本人移住90周年に当たり、ご夫妻は今月18~26日の日程で訪問する。(共同)