【白玲戦開幕局前夜祭】通算5期獲得目指す西山朋佳白玲「1局1局丁寧に指していきたい」

白玲戦開幕局の前夜祭で「1局1局丁寧に指していきたい」と決意を述べた西山朋佳白玲

将棋の西山朋佳白玲(清麗・女流名人・女流王将=31)が5連覇を目指して福間香奈女流4冠(女王・女流王座・女流王位・倉敷藤花=34)の挑戦を受ける、将棋のヒューリック杯第6期白玲戦7番勝負が22日、開幕する。その前夜祭が21日、対局場所となる千葉県浦安市「グランドニッコー東京ベイ 舞浜」で行われた。

女流棋界で8つあるタイトルを二分している第一人者同士の対決は、これで26回目。過去は西山の12勝、福間の13勝だ。直近では、18日に終わった第8期清麗戦5番勝負で挑戦者の西山が3勝1敗でタイトルを奪取し、清麗を初めて獲得した。通算のタイトル獲得を22期にすると同時に、2年半ぶりに4冠へと復帰した。

昨年6月に日本将棋連盟は、白玲を通算5期獲得して永世称号となる「クイーン白玲」となった女流棋士を順位戦の下に属するフリークラスに編入するという新たな規定を設けた。創設された2021年の第1期と、第3期から第5期まて現在通算4期保持の西山は、今期防衛すれば通算5期で「クイーン白玲」で永世称号を得るとともに、資格を得る。

今月5日に都内で行った共同会見では、白玲戦に向けて、「目の前の1局1局に集中するというスタンスを崩さず頑張りたい」と。意気込みを語った。編入については、「勝ったらと言う想定で指してきたことはない。想定のお答えはできません」と話すにとどまっている。

前夜祭でも、「3カ月の長いスパンで、1局1局丁寧に指していきたいと思います」と抱負を語った。

一方、女流棋士トップのタイトル獲得通算69期(内訳は白玲1、清麗6、女王3、女流王座9、女流名人14、女流王位12、女流王将8、倉敷藤花16)、清麗戦でそれを阻まれてタイトルを奪われた福間は、「力を出し切れるよう、精いっぱい頑張っていきたいと思います」と言葉少なながら、タイトル奪取への決意をみなぎらせていた。

注目の対局は22日午前9時から、振り駒で先手後手を決めて始まる。