将棋の西山朋佳白玲(清麗・女流名人・女流王将=31)が女性初の「棋士」に挑む、将棋のヒューリック杯第6期白玲戦7番勝負が22日、千葉県浦安市「グランドニッコー東京ベイ 舞浜」で開幕した。午前9時から始まった対局は、挑戦者で8つある女流タイトルを二分する先手の福間香奈女流流4冠(女王・女流王座・女流王位・倉敷藤花=34)の鋭い踏み込みにてこずりながらも逆転勝ちし、第1局を制した。第2局は29日、鹿児島県指宿市「指宿白水館」で行われる。
敗れた福間は角得して押し気味に局面を進めながら、豪腕西山にひっくり返された。ほおを紅潮させ、口元を押さえながら「少し指しやすいと思いました」と話す。中盤からは、「ミスが続いて難しい将棋だった」と振り返った。
白玲は第2期に西山から女流棋戦で初めて7番勝負までもつれ込む激戦を制し、タイトルを奪った。第3期は逆に3勝4敗、第4、第5期と2勝4敗で西山に負け続けている。今回は4期ぶりの復位を目指す。
名人戦同様、A~D級まで4クラスのピラミッド方式で組まれる順位戦で10人総当たりのA級で、福間は今期7勝2敗。伊藤沙恵四段と同星で並んでプレーオフの末に挑戦権を獲得した。
現在69期(内訳は白玲1、清麗6、女王3、女流王座9、女流名人14、女流王位12、女流王将8、倉敷藤花16)。18日に終わった第8期清麗戦5番勝負では挑戦者の西山に1勝3敗で敗れ、それを阻まれてタイトルを失った。今回は立場を入れ替えてのリベンジマッチ。「力を尽くせるよう頑張りたいと思います」と、第2局へ気持ちを切り替えていた。【赤塚辰浩】