自民党の福岡県議団は31日、県議会が17日に蔵内勇夫前議長に対する議長職の辞職勧告決議案を扱った際、党議拘束に反し採決中止の動議に反対したとして、江藤秀之県議を県議団の会員資格停止とする処分を決めた。江藤氏は、正副議長ポストに関する金銭授受疑惑を告発した一人。
県議団の渡辺勝将会長が、処分を記者団に明らかにした。期間は12月議会の閉会日まで。
江藤氏は「疑惑の渦中にある1人を守るために党議拘束を乱用し、反対した議員を処分した。承服できない」と記者団に述べた。
疑惑を巡って党本部の鈴木俊一幹事長は、来春の統一地方選に関し、現状では県議に「公認証を出せる状況ではない」との考えを示している。
県議会は17日、議長職の辞職勧告決議案を採決する直前で、蔵内氏の元秘書の自民県議が出した動議を賛成多数で可決。採決は中止され、批判が集まった。蔵内氏は25日付で議員辞職し、金銭授受は否定している。(共同)