31日午後3時15分ごろ、伊勢神宮の外宮に近い三重県伊勢市の明倫商店街で「火の手が上がっている」と目撃者から110番があった。県警伊勢署によると、複数の建物に延焼し約4時間半後に鎮圧した。人的被害の情報は入っていないという。商店街の東側から西側の方向に火が回った可能性があるといい、同署と消防が火災の原因を調べている。
三重県と伊勢市は災害対策本部を設置。周辺の249世帯528人に避難指示が出た。
商店街一帯から煙が立ち上り、多くの消防車が駆けつけた。近くで靴屋を営む50代女性によると、有志の人たちが、隣接する箕曲中松原神社から宝物を移動させていた。「昔からあるなじみの商店街で、言葉が出ないほどつらい」と話した。
現場は近鉄宇治山田駅前。市によると、30店舗近くが営業しているが他に空き店舗も多い。元巨人軍投手の沢村栄治の生家跡に近く、商店街には同氏の言葉を刻んだ石碑が設置されている。(共同)