和服姿のトップ棋士12人が全国を転戦して公開対局で行う、「2026年度将棋日本シリーズJTプロ公式戦(JT杯=優勝賞金500万円、準優勝150万円)」の2回戦第3局、永瀬拓矢九段対石田直裕六段戦が5日、広島市「広島サンプラザホール」で行われた。角換わり腰掛け銀となった熱戦は129手で永瀬が勝ち、34歳の誕生日を白星で飾った。
勝った永瀬は、「作戦をうまく通されてしまった」と語ったが、巧みな対応で終盤抜け出した。初戦で羽生善治九段を下した初出場の石田は、「準備をしてきた形に持っていけてまずまず戦えた。終盤何かチャンスがあったかもしれない。そのあたりをつかみきれなかったのが残念」と話した。
準決勝に勝ち上がった永瀬は10月31日、愛知県常滑市「Aichi Sky Expo」で藤井聡太6冠対八代弥八段戦の勝者と対戦する。
なお、来週12日に行われる2回戦第4局の藤井対八代戦は、熊本県益城町の「グランメッセ熊本」から熊本市の「熊本城ホール」に場所が変更される。7月28日に発生した「令和8年熊本地震」の影響などを勘案した。なお、同日開催の予定だった「テーブルマークこども大会」は中止とする。
JT杯の持ち時間は各10分。これを使い切ると1手30秒の秒読みで、ただし1分単位で合計5回の考慮時間がある早指し戦。