昨年10月に回送中の東京都営バスであおり運転をしたとして、男性運転手(40)が、道交法違反容疑で警視庁駒込署に書類送検されていたことが11日、同署や都への取材で分かった。都交通局によると、男性は同局巣鴨自動車営業所に所属する公務員で、今年5月に免許取り消しの行政処分を受けた。同月ごろから内勤業務に当たっている。
都交通局は、事件当日に警視庁からの連絡で男性の行為を把握したが、その後も運転業務を続けさせていた。理由について同局の担当者は「警察が捜査中だったため」と説明。「事実確認を進めた上で厳正に対処する」としている。
署によると、男性は運転中、一般車両に不必要にクラクションを鳴らしたり、パッシングしたりしていたという。バスのドライブレコーダーには「バカヤロー」という声も録音されていた。
書類送検容疑は昨年10月、東京都文京区内であおり運転をした疑い。被害を受けた車両の運転手が110番した。
小池百合子知事は11日の定例記者会見で「交通安全上模範となるべき公共交通機関にとって、あってはならないこと。交通局に対して厳正に対処し再発防止を徹底するよう指示した」と述べた。(共同)