18~34歳の未婚者の30%超が子どもを1人も望んでいないことが11日、国立社会保障・人口問題研究所の出生動向基本調査で分かった。比較可能な2002年調査以降、30%を上回ったのは初めて。希望する子どもの数は男性が平均1・30人、女性が同1・36人で、いずれも過去最少となった。子どもを持ちたいと考える若者が減少している傾向が顕著に表れた。少子化に拍車がかかる可能性があり、結婚や出産をためらう人たちを後押しする取り組みの充実が求められる。
研究所の担当者は、ライフスタイルや価値観の多様化のほか、金銭面の不安などが影響しているとみている。
調査はおおむね5年に1度実施。今回は25年6月時点で結婚や出産に関する意識などを質問し、独身者6756人と夫婦5024組から回答を得た。
希望する子どもの数を未婚者に尋ねたところ、望まない(0人)との回答は、男性が前回(21年)比9・8ポイント増の33・0%、女性が8・8ポイント増の32・4%に上った。前回は希望する子どもの数が男女とも1・56人で、今回大きく減った。
夫婦の場合、理想とする子どもの数は2・18人だったが、現実的に予定している人数は1・95人で、初めて2人を下回った。理想の人数をためらう理由は「子育てや教育にお金がかかりすぎる」が最多だった。
このほか、未婚のうち「一生結婚するつもりはない」と答えたのは男性24・0%、女性21・5%。異性の恋人との交際経験がないとしたのは男性42・3%、女性36・7%を占めた。
過去5年間に結婚した夫婦に知り合ったきっかけを聞くと、マッチングアプリなどの「インターネット」が20・2%に上り、前回からほぼ倍増した。「職場や仕事」(20・9%)、「友人・兄弟姉妹を通じて」(20・2%)と同水準に並んだ。(共同)