メインク米空軍長官は14日、米軍が宇宙空間に兵器を配備していると明らかにした。
「軌道上に兵器を保有しており、敵対勢力の行動から防衛できる」と述べた。米軍事メディアによると、国防総省当局者が宇宙配備型兵器の存在を公に認めるのは初めて。東部メリーランド州で開かれた安全保障関連会合で明らかにした。
宇宙空間への兵器配備については、中国やロシアとの軍拡競争を加速させる恐れがあるとして、米高官は公の場で言及するのに慎重な姿勢を取ってきた。
メインク氏は、軌道上に配備しているのは「宇宙統制兵器」だとして、種類や性能など詳細は明かさなかった。「空中だけではなく、宇宙空間でもわれわれが優位性を維持することが極めて重要だ」と指摘し、措置を講じる必要があったと強調した。
米軍での導入に向けて開発が進む低価格な多用途無人機について、2029年までに100機、32年までに500機を実戦配備する計画も表明した。
宇宙空間での軍事力強化を巡っては、トランプ政権が掲げる次世代ミサイル防衛構想「ゴールデンドーム」の中核として、国防総省は宇宙配備型のミサイル迎撃装置の開発を推進。米メディアによると、年末までに地上試験を実施し、27年から宇宙空間での試験に移る計画だが、莫大な費用がかかるとして、実現性を疑問視する声も上がっている。(共同)