元プロボクシング世界チャンピオン、薬師寺保栄被告に有罪 養子届偽造で

養子縁組届を偽造し提出したなどとして、有印私文書偽造・同行使などの罪に問われた元プロボクシング世界チャンピオン薬師寺保栄被告(58)と、養子とされ、同罪に問われた薬師寺史歩理被告(29)に、名古屋地裁(平手健太郎裁判官)は16日、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決をそれぞれ言い渡した。起訴内容を認めていた。

判決によると、2人は保栄被告の妻に無断で、史歩理被告を養子とするため、養母として妻の名前を書くなどして養子縁組届を偽造した上、2024年11月に名古屋市内の区役所に提出した。

平手裁判官は判決理由で「戸籍の信用を損ない、制度を揺るがしかねない犯行」と指摘。2人が反省の態度を示し、保栄被告は戸籍を訂正すると供述しているとして、執行猶予を付けた。

保栄被告は1993年、世界ボクシング評議会(WBC)でバンタム級の王座を獲得。94年12月には同級王座統一戦で辰吉丈一郎さんに判定勝ちするなど4度防衛した。(共同)