空自の無人機グローバルホークの捜索続行 浮遊物見つかり墜落と断定 調査団派遣し原因究明急ぐ

自衛隊は16日、鳥取県沖の日本海で通信が途絶えた航空自衛隊の無人偵察機グローバルホークの捜索を続行した。15日には洋上で機体の一部とみられる浮遊物が見つかり、空自は写真から墜落と断定した。現地に調査団を派遣しており、機体の回収を進めるとともに、地上との通信状況なども分析して原因究明を急ぐ。

空自によると、機体は所属する青森県の三沢基地から遠隔で操縦されていた。フライトレコーダー(飛行記録装置)は搭載されていない。レーダーから航跡が消える直前には、三沢基地にある地上装置と機体との間で接続不良が発生していた。

グローバルホークには通信障害が発生した場合、事前に設定したプログラムに従って飛行し、安全に着陸する仕組みが備わっている。空自は今回、この機能が作動したかどうかは明らかにしていない。

15日は、午前10時20分ごろに三沢を離陸。任務飛行をしていたが、午後1時ごろ、鳥取県沖の北約50キロで通信が途絶えた。

グローバルホークは米国製で、翼を含め幅約40メートル、全長約15メートルの大型無人偵察機。航続時間は約36時間で、日本周辺での情報収集や警戒監視を担う。空自は2022年から三沢で配備を始め、計3機を保有。1機当たりの調達費用は約170億円に上る。(共同)