千葉県は16日、8月の千葉豪雨を受けて、2026年度一般会計を74億円増額する補正予算案を発表した。アンダーパスへの車両進入防止対策に3億6000万円を計上。冠水時に自動で作動する遮断機を県管理の24カ所全てに整備する。内水や外水氾濫のシミュレーションなどの検証事業には2億円を充てた。
豪雨では排水能力を超えた水が地上にあふれる「内水氾濫」で被害が拡大。県内のアンダーパスで冠水が相次ぎ、犠牲者も出た。県は28年6月ごろまでに、管理する24カ所全てに水位計と連動して自動で作動するエアー式遮断機を設置する。補正予算案では設計済みの4カ所の工事費用と、残り20カ所の設計費用を盛り込んだ。
シミュレーションでは浸水状況などを再現し、都市機能を維持するための対策に生かす。被災した道路や農業施設の復旧には59億円を計上した。
千葉市も同日、一般会計を187億円増額する補正予算案を発表。マンションの地下設備が水没するなどして、居住地確保が困難となった人のための「みなし仮設住宅」の借り上げに4億7000万円、浸水し道路で動けなくなった車両の移動、撤去費用に1億5000万円を充てた。(共同)