鉄塔転落死 第三者委設置へ 遺族「納得できない」 四電送配電が回答書、徳島

徳島県上勝町の鉄塔から四国電力送配電社員の松岡一輝さん(19)が転落死したことを巡り、同社は18日、現在進めている社内調査とは別に、第三者委員会を設置する方針であることなどをまとめた回答書を遺族に手渡した。松岡さんは職場でのパワハラを訴える遺書を残しており、両親は「知りたかった情報は何もなかった。到底納得できない」と話した。

同社幹部は18日午前、同県石井町の松岡さん宅を訪問。両親に「今回の事案を深く受け止め、今後も真摯に対応する」と述べた。回答書では、第三者委がパワハラ行為の有無を調べるほか、同社の安全配慮義務の履行状況検証や再発防止策の策定を行うとしている。

両親は幹部との面会後、取材に「社内で何があったのか知りたい」と述べ、「もう二度とこういうことが起きないようにしてほしい」と訴えた。

同社によると、16日から社内調査を実施中で、社外の弁護士らが松岡さんの同僚や上司16人から話を聴いている。社内のハラスメント相談窓口に松岡さんからの相談はなかったという。

県警や同社によると、松岡さんは9日午前、落雷の影響を点検していた際に約40メートル落下した。遺書には、先輩社員から「死んどけ」と言われたなど、職場環境や人間関係の悩みがつづられていた。(共同)