ウクライナ ゼレンスキー大統領と高市首相の首脳会談要請 実現すれば首相就任後初めて

ウクライナ政府が今月の米ニューヨークでの国連総会に合わせ、ゼレンスキー大統領と高市早苗首相の会談を日本政府に要請したことが19日、ウクライナ高官の話で分かった。ウクライナがロシアに対抗して開発を進める無人機システムの技術分野で協力を進める狙い。日本側は会談を「検討している」と返答したという。

正式な会談が実現すれば2025年10月の高市氏の首相就任後初めて。高市氏は今月21~24日の日程でニューヨークを訪問し、トランプ米大統領らと個別に会談する予定。日程の都合もあり、ゼレンスキー氏との会談が実現するかどうかは不透明だ。

侵攻を長期化させるロシアは連日、弾道ミサイルや無人機でエネルギーインフラや民間施設を攻撃しており、ウクライナは暖房が必要となる冬に向けて防空態勢の強化が課題となっている。ゼレンスキー政権は不足している迎撃用ミサイルの日本からの供与や、迎撃用無人機の共同開発などの協定締結を呼びかけている。

ゼレンスキー氏は会談が実現すれば、対ロシア制裁の強化や高市氏のキーウ訪問も要請するほか、日本によるエネルギー分野や人道分野のこれまでの支援に謝意を表明するとみられる。

6月にフランス東部エビアンで開かれた先進7カ国首脳会議(G7サミット)でゼレンスキー氏は高市氏と接触したが、会談は実現していない。今月キーウに滞在した森英介衆院議長と会談した際に高市氏のキーウ訪問を要請していた。(共同)