23日夜、佐賀空港に向かっていた全日空1502便ボーイング737-800型機が、右エンジンのトラブルにより出発地の那覇空港に引き返した。第1滑走路に緊急着陸後、北側誘導路上で停止した。全日空によると、幼児4人を含む乗客152人と乗員6人は全員脱出用シューターで降りた。その際に乗客3人が擦り傷などの軽いけがをした。
国土交通省は、重大インシデントに認定したと発表。運輸安全委員会は航空事故調査官2人を指名した。全日空は「関係者の皆さまに心配と迷惑をかけていることを深くおわびする」とコメントした。
同便に乗っていたという福岡市の女性は24日、「上空でドーンと音が聞こえた」と当時の状況を振り返った。脱出用シューターで降りた別の客が痛そうにしている様子を見て腹立たしかったと訴えた。地元消防によると、全日空機の乗務員はトラブル発生時に「機体に少し振動があった」と説明している。
全日空や那覇空港事務所によると、機体は23日午後9時10分ごろ離陸。エンジンオイルの温度上昇を示す表示が出たため右エンジンを停止して引き返し、午後10時5分ごろに着陸した。国交省によると、火や煙は24日午前時点では確認されていないという。
この機体は当初、福岡空港に向かう予定だったが、遅れにより空港の利用時間に間に合わない見込みになったことから、欠航。佐賀空港行きの不定期便としてANAウイングスが運航していた。代わりとなる那覇発福岡行きの臨時便は24日午前に運航した。(共同)