ビール大手4社を強制調査 独禁法違反容疑で公取委 カルテルで価格引き上げか

アサヒビール、キリンビール、サントリー、サッポロビールがビール類の価格を引き上げる目的でカルテルを結んだとして、公正取引委員会は7日、独禁法違反(不当な取引制限)容疑で4社への強制調査を始めた。関係者への取材で分かった。国税庁によると、ビールと発泡酒の2024年の国内売上金額は計約1兆6千億円。市場で高いシェアを持つ4社が結託し、不当に利益を得ていた疑いがあり、公取委は国民生活に広く影響し、悪質性が高いと判断したもようだ。

飲食料品を巡る公取委の強制調査は初めて。裁判所の許可状を得て強制的に証拠を捜索、差し押さえできる「犯則調査権限」に基づき、検察庁への刑事告発を視野に実態を調べる。

関係者によると、4社は長期にわたり、営業担当者が集まって情報交換するなどし、発泡酒と第三のビールを含むビール類の出荷価格の改定時期や、値上げ幅を調整した疑いがある。(共同)