6連覇を目指す藤井聡太竜王(名人・王位・棋聖・棋王・王将=23)が棋聖戦5番勝負に続いて服部慎一郎七段(27)の挑戦を受ける、将棋の第39期竜王戦7番勝負第1局が9日午前9時からの2日制で東京都渋谷区「セルリアンタワー能楽堂」で始まった。先手後手を決める振り駒は歩が3枚出て、藤井が先手、服部が後手と決まった。
藤井は竜王戦が26年最後の防衛戦となる。ここ数年は1月の王将戦7番勝負から6冠防衛ロードが始まる。3月の段階で王将戦は永瀬拓矢九段に1勝3敗、棋王戦5番勝負は増田康宏八段に1勝2敗と、「ダブルかど番」に立たされていた。そこから一気に5連勝して「ダブル逆転防衛」。勢いそのままに名人戦は糸谷哲郎九段に4連勝、棋聖戦で服部に3連勝と連続ストレート防衛を達成した。王位戦は開幕局を落とすなど、伊藤匠2冠にてこずりながらも4勝2敗で防衛し、6冠を堅持して竜王戦を迎えた。
服部とは棋聖戦と再戦。その時の印象から「戦型は多彩で、幅広く指されている。どんな展開になるか予想できない。中、終盤のねじり合いを好む棋風で、負けないようしっかり考えておもしろい将棋を指して行ければ」と話していた。