サウジアラビア当局は11日、首都リヤドの空港が10日に攻撃され、12人が死亡し、309人が負傷したと発表した。空港は業務を停止した。サウジ側はイエメンの親イラン武装組織フーシ派が実行した「テロ攻撃」だと主張した。フーシ派は連日リヤドの空港などを攻撃している。サウジ側がフーシ派への攻撃を強め、戦闘が激しくなる恐れがある。
AP通信によると、米国とイスラエルが2月にイラン攻撃を始めて以来、湾岸諸国の被害としては最大となった。トランプ米大統領は10日、サウジを支援するためのフーシ派への攻撃について「可能性はある。検討する」と述べた。米国はこれまで直接介入に慎重な姿勢を取っている。対イラン作戦が長期化する中、戦線拡大につながりかねず、慎重に情勢を見極めているとみられる。
12人の死者には、米国人やエジプト人も含まれるという。
AP通信によると、ミサイルが国内線のターミナルを直撃した。リヤドの空港を使う予定だった複数の便が目的地を変更した。米国や英国、ドイツ、オーストラリア、カナダなどは自国民に対し、リヤドの空港を利用しないよう警告した。
サウジはイエメン暫定政権と連携してフーシ派を攻撃している。イエメン暫定政権は10日、過去24時間で東部、西部、南西部の戦線で1900回以上の作戦を実施し、武器庫や部隊を攻撃したと主張した。
フーシ派メディアは10日、フーシ派が拠点を置くイエメンの首都サヌアの空港をサウジ側が4回空爆したと伝えた。
フーシ派からとみられるリヤドの空港に対する8日の攻撃では3人が死亡した。(共同)