「ミラノ風ドリア」300円から320円に サイゼリヤ29日から平均6%値上げ…原材料高騰で

イタリアンレストランを展開するサイゼリヤは14日、メニュー全般を29日に平均6%値上げすると発表した。原材料費の高騰やエネルギーコストの上昇を理由に挙げており、看板商品の「ミラノ風ドリア」は300円から320円になる。物価上昇が本格化した2022年以降、外食大手の値上げが相次ぐ中でサイゼリヤは価格を据え置いてきた。

価格維持に向けて取り組んできたものの努力不足で原価上昇を吸収できなくなったとして「誠に申し訳ございません」とおわびのコメントを出した。松谷秀治社長は14日の決算記者会見で「安かろう悪かろうではなく、品質重視を優先した」と値上げに踏み切った背景を説明した。

400円のメニューは420~430円になる。レジャー施設の周辺などにある24店舗は平均10%値上げする。一方で、ランチやモーニング限定メニューは価格を据え置く。「フレッシュワイン」も変えない。ビールは同業他社に対抗するため、400円から390円に値下げする。

サイゼリヤは20年、新型コロナウイルス対策で会計時の接触時間を減らすため、1円単位の刻みをやめてほとんどのメニューの価格を引き上げた。それ以外は、1990年代後半の上場から値上げしていないという。(共同)