投票は「重要な判断材料」 学長選考巡り東大回答 学内投票で2位の藤垣教授が選出

東京大は16日、次期学長選考を巡り、教職員の有志が選考会議に提出した経緯の説明を求める要望書に対する回答を公表した。選考過程で実施した教職員らによる投票の結果は「重要な判断材料の1つになっている」とする一方、「他の判断材料との比較の中で、どの程度評価に反映させたかは(選考会議の)各委員によって異なる」とした。

学長選考では、9月28日に大学院総合文化研究科の藤垣裕子教授(64)が選出された。学内投票で藤垣氏は2位で、1位だった候補の約半数の得票だった。教職員有志は今月13日、選考会議に経緯の説明を求める要望書を提出。賛同者は同日昼時点で500人超に上るとしていた。

回答書は13日付で、各委員が候補者の資料や面接内容、投票結果、他の委員の考え方などを含めて評価し、最多数の委員の支持を得た藤垣氏が選出されたとした。

第2次候補に残った藤垣氏らを含む5人をどう比較したかについては、「どの評価項目を重視するかを意見交換し、各委員の候補者に対する判断を無記名投票で把握しつつ協議した」と答えた。(共同)