全米で「反トランプ」デモ 中間選挙の期日前投票促す

全米各地で17日、第2次トランプ共和党政権に抗議するデモがあった。「NO KINGS(王はいらない)、期日前投票を」をスローガンに市民が行進し、11月3日の中間選挙での投票を促した。昨年1月の政権発足後、同様のデモは4回目。米メディアによると、全50州の2500カ所以上で数百万人が参加する見込み。

主催者によると、投票率を上げるのが目的。中間選挙は大統領選に比べて投票率が低いことで知られる。混乱続きの高関税政策や対イラン攻撃の長期化などでトランプ大統領の支持率が低迷する中「反トランプ票」を結集し、民主党による上下両院奪還につなげたい考えだ。

ワシントンのホワイトハウス近くでは「民主主義を守ろう」と訴えるプラカードを掲げた人々が行進した。大学生アリアナ・ボディアックさん(19)は「民主党の大勝を願っている。移民・税関捜査局(ICE)による不法移民取り締まりなど多くのひどい政策を撤回させてほしい」と語気を強めた。

南部サウスカロライナ州の大学教員ベロニカ・ゴンザレスさん(43)も「あらゆる値段が上がり、生活費をやりくりするのに苦労する人も多い。国民は変化を求めている」と話した。

ニューヨーク・マンハッタンの公園では千人以上が集まり「投票に行こう」と声を上げた。カレン・ワグナーさん(74)は、政権がウクライナ侵攻を巡りロシアに肩入れしていると批判し「トランプ氏が米国の地位を損ねている」と訴えた。

金融アナリストのポレットさん(67)は「この国が権威主義に向かっているのが心配だ。選挙でトランプ氏を退陣させる必要がある」と強調した。(共同)