愛子さま地震被災者と懇談、鳥取 伝統人形絵付けも体験「眉が太くなり過ぎたかも」

鳥取県を訪問中の天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは18日、2016年の県中部地震で被害が大きかった倉吉市の観光名所「白壁土蔵群」を視察された。江戸や明治期の町屋や土蔵が並ぶ保存地区で、白壁と赤瓦の町並みを歩いて復興状況を見て回った。被災を経験した若い女性と懇談し「かなり揺れたんじゃないですか」「非常食を食べる機会は」と尋ねていた。

伝統工芸品「はこた人形」の工房があり、絵付け体験をした。筆を手に取り、緊張した様子で顔を描き入れ「眉が太くなり過ぎたかも」「まずいまずい」と笑みをこぼした。地元出身の元横綱琴桜の記念館も見学した。

これに先立ち、倉吉市の県立美術館で防災イベント「ぼうさいこくたい2026」の展示を視察した。大学生らと一緒に避難所運営を疑似体験するゲームに取り組み、避難者の年齢や性別が書かれたカードを避難所の図面に配置した。愛子さまは「初めて体験し、学びになりました」と話した。東日本大震災の記憶の伝承や非常食に関するブースも訪れた。(共同)