6連覇を目指す藤井聡太竜王(23)が棋聖戦5番勝負に続いて服部慎一郎七段(27)の挑戦を受ける、将棋の第39期竜王戦7番勝負第2局(静岡県三島市「三嶋大社」)は22日、後手の藤井が62手目を封じ、初日を終えた。
同日午前9時からの2日制で始まった対局は、服部が藤井の得意とする角換わりを採用。藤井は右玉で応じた。形勢はほぼ互角のまま、戦機をうかがう中盤にさしかかっている。まさに「嵐の前の静けさ」だ。
服部は、タイトル戦初登場となった今年6~7月の棋聖戦で藤井に3連敗。竜王戦も開幕局を落としている。前例のない戦型を採用して力勝負に持ち込む棋風だが、今回はあえて相手の懐に自ら飛び込んだ。
一方の藤井は、2021年7月の棋聖戦(沼津市)から昨年1月の王将戦第1局(掛川市)まで、静岡県でのタイトル戦は8戦8勝だった。今年の棋聖戦(7月1日、沼津市)こそ勝っているものの、王将戦第1局(1月11、12日、掛川市)では永瀬拓矢九段、王位戦第1局(7月4、5日、浜松市)では伊藤匠2冠に敗れた。2日制7番勝負で連敗しており、今年最後のタイトル戦こそ白星を挙げたい。
2日目は、23日午前9時から再開される。2日目は盤上での激しい攻防が予想される。水面下ではお互いの玉への攻めのスピード感、ちょっとした隙に展開がガラリと変わる指し手の丁寧さ、読みが求められる。