サックス奏者の渡辺貞夫氏「一心不乱に走ってきたことへのご褒美」文化功労者に選出

政府は23日、2026年度の文化功労者にスポーツ振興(ゴルフ)の岡本綾子(75)、メディア芸術(アニメーション)のりんたろう(85)、サックスの渡辺貞夫(93)の3氏らを含む21人を選んだ。

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渡辺貞夫氏は、93歳の今もサックスを手に各地を飛び回り、軽やかでシャープな音色を響かせるジャズ界の「レジェンド」だ。文化功労者の知らせを受け「終戦直後に耳にした明るい音楽に魅了されて以来、一心不乱に走ってきたことへのご褒美を頂戴した気持ちです」とコメントを出した。

1951年に故郷・宇都宮市から上京し、アルトサックスに出合った。米国でジャズ理論を学び、帰国後は日本のジャズ界をリードする存在に。アフリカやブラジル音楽の要素も取り入れ、独自の演奏スタイルを追求した。ロシアの侵攻を受けたウクライナ支援コンサートを行うなど、平和への思いは特別強い。

演奏家生活は75年間に及ぶ。「素晴らしいインスピレーションを与えてくれたミュージシャンたち」や「私の音楽を楽しんでくれる方々」のおかげと感謝した上で今後も「自分の音を求めて誠実にまい進してまいります」と決意を新たにした。(共同)