熊本地震チャリティー囲碁イベントが25日、東京・市ケ谷「日本棋院」で開催された。
趣旨に賛同した福岡航太朗本因坊、上野愛咲美女流名人、向井千瑛フマキラー杯、張栩九段、吉原由香里六段ら約30人の棋士が参加。指導碁、公開対局、写真撮影などを行った。
同日、秋田県能代市「旧料亭金勇」で開催されている女流本因坊戦5番勝負第2局と重なった藤沢里菜女流本因坊、この対局に動員を代表して顔を出している高尾紳路理事長をはじめ、都合により参加できなかった芝野虎丸棋聖、一力遼名人らが直筆扇子をチャリティーグッズとして提供した。
今回の企画は、同院の理事から熊本市出身の鶴山淳志八段に地震発生から約2週間後の8月中旬に依頼があった。多くの棋士の参加を募り、万波佳奈五段が当日の時間的な流れや台本を作成するなど、1カ月ほどかけて内容を固め、東京の棋士会による手作りでの実現となった。2011年(平23)の東日本大震災、24年の能登半島地震の後に開催されたチャリティーイベントも参考にしたという。
鶴山は、「10年前の地震で家がつぶれたり、熊本城の石垣が崩れるなどして、復興への道を歩み始めたと思ったら、また地震に見舞われた。何かできないかとの思いからいろいろな棋士に声をかけた。元気と笑顔を熊本に届けたい」と話していた。
今回の収益金は熊本の被災地に届けられる。