将棋界で女性初の棋士・西山朋佳女流4冠が出られる公式戦は?フリークラスって?

将棋界で女性初の棋士として来年4月から活動することを明らかにした西山朋佳女流4冠

将棋界で女性初の「棋士」が誕生する。西山朋佳白玲(清麗・女流名人・女流王将=31)が26日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で記者会見し、「棋士編入」の権利を行使することを明らかにした。来年4月1日付でフリークラス四段として、公式戦に出場する。その一方で、タイトル防衛も含めた女流棋戦にも参加する。

西山が在籍することになるフリークラス、プロ棋士が参加するリーグ戦である順位戦に所属しない棋士の総称、またはその制度。1994年(平6)4月から導入された。現役棋士の増加を防ぎ、公務や将棋の普及活動に専念できることを目的としており、活動期間は10年。

名人を頂点としてA級以下B級1組、B級2組、C級1組、C級2組の5クラスで構成される順位戦への出場資格はないが、その他のタイトル戦と、公式棋戦の朝日杯、銀河戦、NHK杯、新人王戦、加古川青流戦に出場できる。ただし、新人王戦は「27歳以上の棋士がデビユーした場合は1回限り」というルールがある。タイトルホルダーや賞金ランキング上位のトップ棋士12人による将棋日本シリーズ(JT杯)と、参加資格が満50歳以上の達人戦には出場できない。

なお、フリークラスの棋士が編入後に連続30局以上のいいとこ取りでの勝率が6割5分以上になった場合や、全棋士参加の棋戦で優勝したり、タイトル戦挑戦者となった場合はC級2組へと昇級できる。実際に棋士編入試験で合格した瀬川晶司六段、今泉健司五段、折田祥吾五段、小山怜央四段と、奨励会三段リーグの次点2回獲得者のうちの伊奈祐介七段=引退、伊藤真吾六段、渡辺正和六段、渡辺大夢六段、佐々木大地七段、古賀悠聖六段、柵木幹太五段は、同連盟が定める昇級条件を満たし、C級2組へと昇級している。