福田康夫元首相の死去を受け、政界からは悼む声が相次いだ。高市早苗首相は26日、福田氏が議長を務めた2008年の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)を功績に挙げ「わが国の存在感を大きく世界に発信した」と弔意を示した。東京都内の斎場を弔問した後、官邸で記者団の質問に答えた。小泉純一郎元首相は「約5年半もの間、首相として政権を担うことができたのは福田官房長官がいたからこそだ」とのコメントを出した。
小沢一郎元衆院議員は民主党代表時代の「大連立」協議に触れ「真面目で真っすぐだった。僕の主張にも本気になって対応してくれた」と記者団に話した。
長男の福田達夫元自民党総務会長は自身のX(旧ツイッター)に「亡くなる前日まで外部の方と打ち合わせを続けた、最期まで仕事に専念した90年の人生でした」と投稿し、関係者に謝意を伝えた。
木原稔官房長官は記者会見で「日中関係を含むアジアの近隣諸国との対話促進に尽力された」とたたえた。石破茂前首相は、記者団に「中国との関係を誠心誠意、大事にしなければならないということが福田さんの教えだった」と振り返った。
連立政権を共に率いた公明党の太田昭宏元代表は「平和や福祉を重視する公明の政治姿勢をよく理解していただいた」と取材に答えた。
国民民主党の玉木雄一郎代表は「対話を重んじる政治姿勢は、今日のわが国の政治にとっても大切な教訓だ」とXでつづった。共産党の小池晃書記局長は会見で「保守の矜持を持ち、戦争は絶対駄目だという信念を持った政治家だった」と語った。(共同)