11月3日投開票の米中間選挙を前に最後の土曜日となった10月31日、共和、民主両党は支持獲得へラストスパートをかけた。注目を集める南部テキサス州と中西部ミシガン州の連邦上院選では、野党民主党の新星候補が「ガソリンや食料品の価格高騰はイランでのばかげた戦争、カナダとの関税戦争のせいだ」とトランプ政権を批判し、攻勢を強めた。
中間選挙は上下両院で与党共和党が多数派を維持できるかどうかが焦点。物価高を巡る政権への批判を背景に民主党が優位に戦いを進める。上院はテキサス、ミシガンなど7州が勝敗の鍵を握る。
テキサス州連邦上院選は民主党候補タラリコ州下院議員(37)が38年ぶりに同州で共和党から議席奪還を狙う。同州ヒューストンでの集会で「生活が危機に陥っているのは政治が腐敗しているからだ」と強調。共和党候補パクストン州司法長官は巨額の資金援助を受ける億万長者や利権団体の言いなりだと非難した。
ミシガン州連邦上院選の民主党候補エルサイド氏(42)は急進左派で、当選すれば史上初のイスラム教徒の上院議員となる。同州ポンティアックで支持者らに「決してひるまない。違いを超えて団結しよう」と訴えた。
エルサイド氏はイスラエルへの立場を巡り、予備選で争った穏健派スティーブンス下院議員と対立。最終盤で党内の亀裂が再び表面化し、共和党を利するとの懸念が残る。
トランプ大統領はこの日、南部フロリダ州の私邸マールアラーゴに滞在。AP通信によると、電話を使った集会でオハイオ、ミシガン両州などの有権者に共和党候補への投票を呼びかけた。選挙戦最後の日曜日となる11月1日に上院選の激戦州、中西部のカンザス、アイオワで集会を開く予定だ。(共同)