【竜王戦】藤井聡太竜王が3連勝、6連覇に王手 仁和寺では6戦全勝

竜王戦7番勝負第3局に臨んだ藤井聡太竜王(日本将棋連盟提供)

藤井聡太竜王(名人・王位・棋聖・棋王・王将=24)に服部慎一郎七段(27)が挑戦する第39期竜王戦7番勝負第3局が3、4の両日、京都市の世界遺産「総本山仁和寺」で行われ、先手の藤井が服部を下した。シリーズ対戦成績を3勝0敗とし、6連覇まであと1勝に迫った。2度目のタイトル挑戦となる服部は、かど番に追い込まれた。第4局は20、21日に宮崎県都城市の「霧島創業記念館 吉助」で行われる。

戦型は藤井の得意とする角換わり。玉を移動させながら相手の出方をうかがう服部に対し、藤井は4枚穴熊に匹敵する堅い囲いを築いた。穴熊は玉を盤の隅に収め、金銀で守りを固める戦法。「最強の穴熊」ともいえる堅陣を背景に、服部陣の玉頭に歩を取り込んで拠点をつくった。難解な中盤で主導権を握り、押し切った。

これで仁和寺での竜王戦を6戦6勝。対局室からは、紅葉が色づき始めた国名勝「仁和寺御所庭園」が見える。前夜祭で、対局中に秋が深まる庭園を眺めて「一息つける」と話していたが、難解な局面でも集中力を切らさず、勝利をつかんだ。京都府でのタイトル戦も12戦12勝と、抜群の相性を誇る。

今夏の服部との棋聖戦は3勝0敗で防衛。竜王戦でも3連勝とし、服部とのタイトル戦では6連勝となった。第4局に勝てば、ストレート4連勝でのタイトル防衛となる。