【竜王戦】服部慎一郎七段4枚穴熊に押し切られ、藤井竜王に3連敗でかど番「精度低かった」

竜王戦7番勝負第3局に臨んだ服部慎一郎七段(日本将棋連盟提供)

藤井聡太竜王(23)に服部慎一郎七段(27)が挑戦する第39期竜王戦7番勝負第3局は2、3日の両日、京都市の世界遺産「総本山仁和寺」で行われ、先手の藤井が服部を下し、開幕3連勝とした。棋聖戦5番勝負に続くタイトル挑戦となった服部はまたもタイトル戦初勝利を逃し、かど番に追い込まれた。第4局は20、21日、宮崎県都城市「霧島創業記念館 吉助」で行われる。

藤井が角換わりの戦型を選択すると、服部は右玉から一転、左辺に転じる趣向を披露。その間、藤井は金銀4枚の穴熊に組み替えた。難解な中盤から藤井は徐々にリードを拡大し、押し切った。服部は相手の穴熊側の香車をつり上げるも、桂馬で取る手番が回らなかった。

服部は終局後、藤井の4枚穴熊に対し「横から攻めると固いので。穴熊は遠いので。自信が持てない展開でもおかしくないとは思っていた」と本音を吐露。中盤以降、押し切られ「2日目の精度が低かった」とうなだれた。

かど番となった第4局に向けては「まず全力で頑張っていくしかいない」と気持ちを切り替えた。

富山県出身の27歳。棋士仲間からは親しみを込めて「ハットリくん」と呼ばれる。初のタイトル挑戦となった7月の棋聖戦5番勝負では、藤井に真っ向勝負を挑んだものの3連敗。今回の竜王戦でも3連敗を喫し、タイトル戦では対藤井6連敗となった。