岩手県内のホテルでハムスター計55匹を殺したとして、動物愛護法違反罪に問われた県立宮古水産高職員木村元紀被告(36)の公判が5日、盛岡地裁で開かれ、検察側は拘禁刑2年6月、追徴金29万円を求刑した。弁護側は執行猶予付きの判決を求めて結審した。判決は12月21日。
検察側は論告で、被告は10年以上前から交流サイト(SNS)で知り合った女性らにネズミやハムスターといった小動物を踏ませるなど虐待させており「凄惨という他ない」と指摘。その様子を撮影した「クラッシュ動画」を販売して約1000万円の収益を得ていたとし「常習的な犯行だった」と非難した。
被告は最終意見陳述で「犠牲にした命に反省し謝罪する」と述べた。
起訴状によると被告は2月16日午後4時半~同9時半ごろ、同県滝沢市のホテルで女(保護観察処分)と共謀し、ハムスター25匹を足で踏みつぶすなどして殺したとしている。また、別の女と共謀し、3月22日に同市のホテルでハムスター30匹を殺したとされる。検察側は2件の動画で29万円を稼いだと主張した。(共同)